HOME > スクールブログ > 三重県四日市市・三重郡川越町の今日も頑張る中学生のお子様を持つお父さん、お母さんへ25

スクールブログ

< 三重県四日市市・三重郡川越町の今日も頑張る中学生のお子様を持つお父さん、お母さんへ24   |  一覧へ戻る

三重県四日市市・三重郡川越町の今日も頑張る中学生のお子様を持つお父さん、お母さんへ25

「"忙しいけど何もしていない"ように見える子どもには、見えない負荷や葛藤が隠れています。親は"見守る目"と"働きかけの仕組み"を整えることで、無為と思える時間の中にも、小さな学びの種を育てられます。」

1. なぜ「忙しいのに何もしない風」に陥るのか?(理由)
① 多忙と疲労が交錯して「動けない」
部活動・塾・習い事・友人関係など、スケジュールがぎっしり詰まっていると、精神的・肉体的にキャパシティを超えやすくなります。疲労が蓄積すると、何もできないような"無気力モード"に陥ることもあります。

② 何をすべきかが見えていない
忙しさに追われて、「勉強するべきこと・順番・方法」が明確でないと、スタート自体が遠く感じられ、行動できずじまいになってしまいます。

③ 心理的なブロックや抵抗が働いている
「勉強できていない自分」を責めてしまい、重圧を感じて手をつけられないケースもあります。過去の失敗や苦手意識が行動の壁になっていることも。

④ 見えないところでの学びが進行している
親から見えない形で読書・思考・調べ物をしていたり、頭の中で整理をしていたりと、"何もしないように見えている"だけで、実は思考の時間を使っていることがあります。

2. 「見える行動」に変えるための5つのアプローチ(方法・仕組み)
① まずは"最小行動"から始める
例えば「机の上に教科書を開くだけ」「ノートを出すだけ」「10分だけ復習する」といった、始めの一歩を超小さく設定する。習慣を作るときの原則です。

② タイムブロック方式を使う
忙しい日々の中で、あらかじめ「この時間は〇〇をやる」と枠を埋めておく。「夕食後20分」「寝る前15分」などをカレンダーに記入し、ルーティン化します。

③ 可視化ツール・タスク管理を活用する
ToDoリスト、ホワイトボード、スマホアプリなどで「今日/今週やること」を可視化。子ども自身がリストにチェックを入れる達成感を感じられるようにします。

④ 親子で"チェックイン"の時間を持つ
毎日または毎週、短時間でも良いので子どもと「今日はどうだった?」「次は何する?」と対話する時間を設ける。親が見守る姿勢を示すことで心理的な安心を作ります。

⑤ 忙しさの"隙間"を学びに変える工夫
移動時間・待ち時間など、ほんの数分の空き時間を使って「単語チェック」「暗記カード」「昨日の確認」などをさせる。こうしたスキマ時間の活用が積み重なります。

3. 実践例:中学2年男子「忙しいけど何も見えない」ケース ステップ 親の支援 子どもの行動
① 最小行動の約束
「帰ってきたら教科書だけ出してみよう」 教科書が机の上に置かれるだけで心理的スイッチが入る

② タイムブロック予約
「夜8時から20分は復習タイムね」 スケジュールに学習時間が確保され、始めやすくなる

③ 可視化リスト
ホワイトボードに「宿題・復習・提出物」3項目記入 チェックが入り、その日の終わりに達成感を味わう

④ 親子チェックイン
寝る前に「今日はどう?」と声かけ 子どもの気持ちを聴き、翌日のやる気につながる

⑤ スキマ時間活用
通学バス内で15分単語カード(アプリ使用) わずかな時間でも"勉強している自分"を実感できる

4. 長期的に育つ力と安心(可能性)
しかけ 子どもに育つ力 親に得られる安心 小さな行動から始める習慣 自発的に動く力
親が介入しすぎずとも動く姿が見える タイムブロック化 時間管理力 生活全体のバランスが見えるようになる
可視化とチェック 達成感・自己効力感 「今日は何をしたか」が明確で安心感 日々の対話 対話力・信頼関係 心の軸が揺れにくい関係になる
スキマ時間活用 隙間活用能力 忙しい中でも学び続ける力が育つ

5. 最新トレンドも味方にする:短時間集中 × デジタル教材活用
現在、中学生向けの 短時間集中型教材 の需要増が目立っています。たとえば、通信教育業界でも「1講座15分区切り」の構成が主流になってきています。これは、部活や習い事で忙しい生徒でも、細切れ時間を使って勉強しやすくする配慮です。 また、オンライン教材やAI対応教材では、自分のペースで進められ、苦手な部分を重点復習できる機能を持つものが増えています。 忙しい中でも「スマホでできる5分学習」「AIが弱点を診断してくれる教材」などを取り入れると、「何もやっていないように見える」時間にも、学びを仕込むことが可能になります。

6. 締めの言葉(親へのエール)
あなたの子どもが「忙しそうなのに何もしないように見える」ことに悩むのは、とても自然なことです。でも、その見えなさの裏には、疲れ・迷い・準備不足・見えない思考があるかもしれません。 親としてできることは、まず安心と共感を伝え、小さな行動を始められる設計を一緒にすること。何も動かないように見えても、最小行動=教科書を出すことすら、未来への種です。 短時間集中型教材やAI教材など、2025年の最新トレンドを味方につけながら、親子で学び方を再設計していきましょう。あなたの静かな見守りとちょっとした働きかけが、子どもの可能性を育てる強い土壌になります。 「忙しいけれど動ける人」になるための第一歩を、今日から一緒に始めませんか?

3か月体験コース紹介動画はこちら

< 三重県四日市市・三重郡川越町の今日も頑張る中学生のお子様を持つお父さん、お母さんへ24   |  一覧へ戻る

このページのトップへ