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スクールブログ 2025年11月

三重県四日市市・三重郡川越町の今日も頑張る中学生のお子様を持つお父さん、お母さんへ32

■なぜ得意科目が伸び悩むのか?

考えられる4つの要因
① 基礎が「感覚頼り」で固まっていない 得意科目は「なんとなくできる」状態で進んでしまう子が多く、実は基礎があいまいなまま中級・上級レベルに突入します。 中学生になると、感覚だけで解けた問題が解けなくなり、点数が停滞することがよくあります。
② 学習量の"質"が上がっていない 得意科目は苦手科目ほど時間を割かれず、復習量が不足しやすく、気付かないうちに成績が横ばいになるケースが多いです。
③ 本人の「成長実感」が薄くモチベーションが下がる 得意だからこそ、伸びにくくなると落差を感じてやる気を失う子もいます。 これは特に小学校高学年~中学生に多い傾向です。
④ テストのレベルが上がり、必要な思考力が変わる 中学生の定期テスト・実力テストは、単純な暗記では突破できず、思考力や文章読解力が要求されます。 「得意」と思っていた科目の"方向性"が変わることで伸び悩むケースがあります。

■家庭でできる「得意科目を再び伸ばす」3つのアドバイス
①「説明できる?」を合言葉にする 得意科目を伸ばすカギは、"自分の言葉で説明する力"です。 ・なぜこの答えになるのか? ・式の意味は? ・別パターンでも通用する? これを親子の会話で軽く聞くだけで、理解の定着が変わります。特に算数・数学・英語で効果的です。
②「同じ問題で満点」より"新しい問題で合格ライン"を評価 伸び悩む子は「ワークはできるけど初見問題が解けない」状態になりがちです。 得意科目の成長には、"初見問題でどれだけ通用するか"をチェックすることが重要です。
③ 苦手科目に時間をとられすぎないようバランスを調整 よくあるのが 「苦手科目ばかり対策して得意科目のメンテナンスが不足」 という状態。 得意科目ほど短時間で効果が出るため、毎日10分でも良いので触れる時間を作ると成績は安定します。

■塾を活用する場合のポイント
得意科目の伸び悩みを解決するには、 "わかる→できる→点数になる"の3段階を明確にしてくれる学習環境 が必要です。 特に、 ・基礎が抜けていないかの確認 ・初見問題での弱点の洗い出し ・自走できる練習方法の習得 この3つを丁寧に行う塾は、得意科目をワンランク上げるのに有効です。 三重県四日市市・川越町・富洲原エリアの保護者の方からは、 「得意科目の点数が止まった」 「苦手克服ばかり気にして得意科目の伸ばし方がわからない」 といった相談が毎年増えています。

■まとめ:得意科目は"少しの工夫"で一気に伸びる
得意科目が伸びないのは「能力不足」ではなく、 ・基礎の抜け ・学習方法のズレ ・モチベーション低下 といった環境要因がほとんどです。 保護者のちょっとした声かけや、短時間の質の高い勉強で、得意科目はもう一段階伸びます。 得意科目が再び伸び始めると、勉強全体のやる気も上がり、苦手科目にも良い影響を与えます。 "得意科目を伸ばす"ことは、実は子どもの自己肯定感を高める最も効率的な方法です。 ぜひ今日からできる小さな工夫を取り入れてみてください。

三重県四日市市・三重郡川越町の今日も頑張る中学生のお子様を持つお父さん、お母さんへ31

「苦手科目が多すぎると感じるときこそ、『何ができるか』より『どこから始めるか』を一緒に探そう。親が"1つずつできる科目"を設計できれば、苦手は少しずつ"選べる強み"に変わります。」

1.なぜ「苦手科目が多すぎる」に悩むのか?(理由)
中学生になると教科も増え、テスト範囲も広くなり、"苦手"と感じる科目が複数出てくるのは自然なことです。ですが「苦手科目が多すぎる=自分はダメだ」という思い込みが生まれると、子どもも親も焦りや不安を抱えやすくなります。 また、苦手科目が多いという認識があると、「何を優先すべきか」がぼやけてしまい、結局どれも中途半端になりがち。勉強時間を増やしても、やり方がその子に合っていなければ効果が出ず、さらに「自分だからできない」と自信を失うという負のスパイラルも起こりえます。 さらに、「苦手科目=避けたい教科」「苦手なまま先に進む教科」が蓄積されると、定期テストや受験での選択肢が狭まるという不安が親には付きまといます。こうした状況を放置すると、子どもは勉強自体を避け始め、苦手がさらに苦手を呼ぶ構図になってしまうのです。

2.「苦手科目が多すぎる」を"克服可能なチャレンジ"に変える5つのステップ(方法)
① 現状を"苦手教科とその原因"で整理する
まず、子どもと一緒に、どの教科が苦手なのか、なぜ苦手なのかを具体的に書き出します。
例えば「数学:関数が苦手」「英語:長文読解が苦手」「理科:化学反応式がわからない」というように。原因があいまいなままでは「苦手科目」扱いが広がるばかりです。

② 苦手教科の中で"優先する1科目"を決める
苦手が多いときは、一度に全部を直そうとせず「どれか1つ」を選んで集中する方が効果的です。親子で相談して、「この教科を先に立て直そう」と決め、他の教科は「並行して少しずつ」という形に落とし込むことで、負荷を減らせます。

③ その教科に合わせた"学び方"を変える
苦手教科の克服には「方法を変える」ことが鍵です。例えば、数学が苦手なら「図を書いて」「声に出して公式を読む」「友達に説明させてみる」など、自分の理解スタイルに応じて方法を変えてみます。英語が苦手なら「音声を聞いて繰り返す」「短い英文から声に出す」など、負担を小さくして取り組める工夫を。

④ 進捗と習慣を"見える化"する
選んだ1科目に対して、「毎日10分+週末30分」のようなルーティンを作ります。親子でカレンダーやホワイトボードに「今日これをやった」「○がついた」と可視化していくことで、苦手教科にも"できている感"が育ちます。できたら親が「よくやったね」と声をかけることも重要です。

⑤ 成功体験を小さく積んでいく
苦手科目を克服するには、小さな成功体験の積み重ねが自信を育てます。「今日は問題2問だけできた」「公式がひとつ思い出せた」など、目立たないけれど確かな"できた"を親子で拾い上げ、次への意欲をつなげましょう。苦手科目が"できる教科"に変わる転機は、こうした積み重ねの中にあります。

3.具体例:中学3年生Dさん+父親の「苦手教科を克服する3週間モデル」(具体例)
第1週:Dさんは理科と社会が苦手と感じ、「全部苦手だ」と思っていました。父親と「まず社会の歴史を立て直そう」と決め、歴史年号・事件・用語を紙に出して整理。
第2週:社会の年号を「音声で10回聞いて声に出す」「ノートに図でまとめる」学習に変えました。父親は「音声終わった?ノート書いた?」と毎晩確認。Dさんは「声に出すと覚えやすい気がする」と気づき、少し勉強時間が増えました。
第3週:次の小テスト前に「今日までに年号3つ習得」というミニ目標を立て、カレンダーに○をつける形で進捗を可視化。テストでは前回比+7点。父親は「よく頑張ったね」と言い、Dさんは「苦手がひとつ減った感じがする」と話しました。この成功体験が次の数学(苦手2番目)に移行するモチベーションになりました。

4.育つ可能性と親の安心(可能性)
・苦手科目が「克服すべき課題」から「自分で変えられる教科」へ変わる。
・学び方を変えることで、他の教科にも応用が効き、全体成績の底上げにつながる。
・親子の対話が深まり、親として「どこが苦手か」を知り"どう支えるか"が見えるようになる。
・子ども自身が「苦手でもやれば変わる」と感じられるようになり、自己効力感・自信が育ちます。 親としては「苦手科目が多すぎる」という漠然とした不安から、「具体的に一緒に改善できる」という安心に変わっていきます。

締めの言葉
「苦手科目が多すぎる」と感じることは、むしろ成長のチャンスです。一度に全部直そうとするのではなく、「まずひとつ」を選び、方法を変え、習慣を整え、親子で小さな成功を拾いましょう。苦手科目を「やっとわかる」「少しできる」へと変える旅を、親子で始めてください。あなたの支えが、子どもの学びを変える力になります。

三重県四日市市・三重郡川越町の今日も頑張る中学生のお子様を持つお父さん、お母さんへ30

「内申点が気になるとき、『今の点数』だけを見るのではなく、『今から作る評価』に目を向けよう。親が"内申という名の評価設計"を一緒に描ければ、子どもは自信を持って歩き出せます。」

1.なぜ「内申点が心配」になるのか?
(理由)
中学生の保護者の多くが、「内申点(通知表・評定・各教科の評価)が下がったら受験できる高校が狭まるのでは?」という不安を抱えています。特に中3・中2で成績の波があったり、学習習慣が定着していなかったりすると、内申点の低下が"未来の選択肢を減らす"という恐れに直結します。 さらに、内申点は「塾のテスト」や「学校の授業理解」「提出物・態度・授業参加」といった多面的評価が絡むため、「自分の点数だけやればいい」という単純な努力では十分でないケースがあります。つまり、成績(テスト)と内申(通知表)のギャップを親子で理解しないまま進むと、「何をどうすれば内申が上がるのか」が見えず、子どもも親も焦りを抱えやすくなるのです。

2.「内申点を作る」ための5ステップ(方法)
① 現状を"教科別・評価要素別"に整理する
まずは、過去の内申(学校評定)・テスト点数・提出物・授業態度・部活動・定期考査の成績を親子で確認します。どの教科が低く、どの評価項目(出席・態度・提出・理解度)に課題があるかを具体的に洗い出すことが、対策の第一歩です。

② 基礎と提出物・授業参加を最優先にする
内申点を上げるには「理解+態度+提出」が揃うことが重要です。例えば、数学で定期考査の点数が落ちていれば、公式・基本問題に遡って復習し、さらに授業ノートを毎回提出できる形にします。英語なら単語・文法の理解と、宿題・ワークの提出をルーティン化する。

③ 学び方と参加姿勢を見直す
どんなに勉強時間を増やしても、授業中に寝ていたり発言しなかったりすれば、内申の評価が下がる可能性があります。視覚的に自分が授業に"参加している"証拠(ノートの書き込み・質問メモ)を残すよう促しましょう。

④ 学習計画とルーティンを再設定する
次の定期考査までに「毎日〇分は予習」「授業後10分で復習」「宿題・提出物は授業翌日までに終わらせる」など、具体的かつ継続可能なルーティンを親子で決め、進捗を可視化します。親は「今日、提出できたね」「ノートきれいに書けたね」と必ず声をかけて承認することが、子どもの習慣化を支えます。

⑤ 親子で"内申点アップ会議"を定期化する
月に1回、親子で「今月の内申へのアクション振り返り+次月の目標設定」を行います。例えば「次回、数学の提出物を100%出す」「国語で授業中に1回発言する」という目標を決め、終わったら進捗をチェック。これが「内申点も自分で作れる」という実感を生みます。

3.具体例:中学2年生Cさん+父親の3ヶ月モデル(具体例)
週1回の"内申点アップ会議"で、Cさんは「理科の内申が3→2へ下がった」「提出物の未提出が2件ある」ことを確認。父親とCさんは「理科:授業ノートを毎回提出する」「宿題は授業翌日に必ず提出する」という目標を立てました。 次の定期考査では、理科のテスト点数が前回比+8点。授業ノート提出率も100%になり、通知表が3から3+へ上がりました。父親は「毎回提出できたのがすごい」とCさんを褒め、Cさんは「自分でも変わった気がする」と言いました。 このように、点数アップだけでなく、提出・授業参加・態度といった"見えづらい内申評価項目"を丁寧にクリアすることで、通知表の上昇は加速します。

4.育つ可能性と親の安心(可能性)
・内申点を自分でコントロールできる感覚が育つ
・テスト点数と通知表のギャップが縮まる ・高校受験・将来進路で選択肢が広がる
・親子のコミュニケーションが「評価」ではなく「成長」基軸になる 親としては「通知表が出るたびにハラハラする」日々から、「内申点を一緒につくっている」という手応えのある日々へと変わります。

締めの言葉
「内申点が心配」という声は、子どもの未来を想う親の深い愛です。 でも、その不安を「責め」にしてしまうと、子どもは心を閉ざしてしまいます。 今日から、成績と同じくらい"授業参加・提出・態度"の小さな一つ一つを丁寧に可視化し、親子で一緒につくる習慣にしていきましょう。あなたのサポートが、子どもの通知表も自信も変える手がかりになります。

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