スクールブログ

三重県四日市市・三重郡川越町の今日も頑張る中学生のお子様を持つお父さん、お母さんへ203

「ゲームやSNSに夢中になる中学生には、"禁止"より"共感と境界"。親が話し合いと環境・約束をデザインすることで、"勉強の選択肢"も自然に芽生えていきます。」

1.なぜ現代の中学生はゲーム・SNSに夢中になるのか?
理由①:スマホ/ゲームの設計が強く学習を上回る
中高生の約7割が週に1回以上スマホゲームをプレイしている(1〜3時間/日)という調査があります。これは、ゲームやSNSが即時的な報酬や仲間との交流を提供し、勉強よりも遥かに魅力的に設計されているからです
理由②:禁止ではなく、親子対話と共感が効果的
単に禁止をすると、反発や隠れプレイに繋がることも。専門家は、「禁止するよりも子どもの気持ちに共感し、話し合いで制限ルールを作ることが健全だ」と提案しています
理由③:ゲーム以外に夢中になれる場がない
多くの中学生は「ゲーム以外に熱中できる趣味がない」「やることがない」ため、自然とゲームに時間が偏る傾向があります

2.親ができる「学びと遊びのバランス」5つのステップ
1.共感的な対話から始める
まず「そのゲーム楽しそうだね」「友達とつながるのが楽しいんだね」と語りかけ、子どもの感情を受け止めた上で、「でもちょっと心配なんだよ」と話し始めましょう。信頼関係が生まれ、対話の土台が築かれます
2.境界と許容を一緒に決める
「勉強30分したら15分ゲーム」「通知オフにしてから学習スタート」など、子どもと一緒にルールを決めて、自律を促す仕組みを整えます
3.代替時間・楽しい学びの選択肢を提示する
スマホを触らない代わりに、本やパズル、家族との会話、自習系アプリ(例:音声付き英語バトルアプリなど)を選べるように環境を整えましょう
4. スマホ物理的隔離と通知オフの環境設計
勉強中はスマホを別の部屋、通知もオフにして、そもそも誘惑を視界に入れない環境をつくります。机の上には文具と水のみの整理が効果的です
5. 自主性の仕組みと承認の声かけルーチン
週末に「守れたルール」を振り返り、子ども自身の意見を聞きながら改善する時間を設けることで、やる気と信頼感が育ちます。守れたら「よくやったね」と肯定的に伝えることも重要です

3.実践例:中1男子の「ゲームばかりで勉強しない」を変える3日間導入モデル ステップ 親のアクション 子どもの反応・変化
① 対話から開始
「そのゲーム、どう面白い?」と会話始め 親子の心がちょっと近づく
② ルール決め
「夜7時までゲームOKで、その後30分勉強ね」 子どもも納得しルールを受け入れやすい
③ 代替提案
「勉強後にアプリで語学バトルもあるよ」 学びも遊びのように感じ、興味が湧く
④ 環境整備 勉強部屋にスマホ持ち込まず通知オフに設定
集中時に画面を見ない習慣化が進む
⑤ 承認ルーチン
「勉強後に話せて嬉しかったよ」と夜に声かけ 自己肯定感が育ち、翌日も続けやすい

4. 続けることで育つ習慣と家庭の安心感
1.親の取り組み 子どもに育つ力 親が得られる安心
2.共感と対話 自己認識と信頼関係 子どもへの理解が深まる
3.合意したルール 自律と選択の意識 言うだけではなく納得で進む安心
4.代替活動の提供 多様な興味と気分転換力 勉強も遊びも受け入れられる雰囲気
5.スマホ隔離と通知管理 集中習慣と注意力 親が過剰に干渉せず運用できる安心
6.振り返りタームと褒め言葉 継続力と達成感 日々の成長を親も実感できる

締めの言葉
「ゲームやSNSに夢中な姿は、"子どもの声"を伝えているサインかもしれません。禁止や取り上げではなく、まずは共感と選択肢の設計から始めましょう。ルールと代替活動、承認の声かけで、親子で作る"学びと遊びのバランス"は確実に育っていきます。信頼と行動を共にデザインしていきましょう。」 ゲームやSNSは、中学生の学びを妨げる敵ではなく、上手に付き合うことで"自律の練習場"にもなります。親子で歩み寄り、小さな変化を積み重ねていくことで、やがて学ぶ時間も自然に選ばれるようになるでしょう。




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